上流を極めDXのリーディングカンパニーを牽引する

2008年度 入社
送配電システム部 配電業務システム高度化プロジェクトチーム(構築第2) アシスタントマネジャー
前職 : IT企業 システム開発

仕事内容

現在、私たちのチームはリリースしたシステムの維持保守を行っております。私はその中でも顧客と要件調整を行い、対応内容を整理してベンダーに改修を調整する役回りが主となります。リリース後も様々なご要望をいただいており、それに応えるべく顧客と調整を行いスマートな対応を心掛けております。
また電力業界は転換期にきており、設備の高経年化や再生可能エネルギー拡大に伴う次世代化などの課題を解決するため、これにまつわる新たな要件の引き合いも多く、システムでどのようにして解決、支援ができるのか日々検討しております。
このシステムは、配電部門の設備工事を支援するシステムで業務の根幹となる非常に重要かつ大規模な開発であり、プロジェクト立ち上げ時の要件定義から参画しましたが、業務知識が乏しかったことや上流工程の経験が浅かったこともあり思うように進まなかったことがありました。
基本設計フェーズ以降でも、予算の問題や要件が不十分などさまざまな課題に直面し苦労したこともありましたが、このプロジェクトに携われたことを誇りに思っております。後にも先にもこれ以上のことを経験することは無いのかなと思っておりますが、今後は超上流の領域に向けて、ここでの経験を活かしてチャレンジできればと思っております。

自分の描いた
キャリアを歩むために

一番の決め手はキャリアアップが実現できることでした。当時、ITベンダーで様々な業界のシステム開発に携わっていました。汎用系でCOBOLを習得しあらゆる現場でプログラミングをこなしておりました。20代も後半に差し掛かった頃、決して大きくはないものの直接ユーザとの折衝を行う機会が増えて仕事が楽しい時期でもありましたが、30歳を目前にし今の環境のままでいいのかと将来に対する悩みが出てきて、もっと視野を広げて自分の価値を高めていく必要があるのではないかと考えるようになりました。これからどんなことをやっていきたいか考えたとき、ユーザとコミュニケーションをとって仕様を考えて調整していくことは楽しかったので、もっと大規模なシステムに携わって視野を広げつつ、いずれは上流工程に関わった業務をしていきたいと思うようになりました。
いろいろな企業のお話を聞いている中で当社の話を聞く機会がありました。当時の当社は内販と外販の両方を手掛ける会社で、最新技術の研究も行っている技術のプロ集団もあり様々な事業に取り組んでいました。特に内販は関西の電力インフラを支えるシステムを担っており、スケールの大きなシステムを上流工程から携わっていける、またとない機会をいただくことができ、ここだと自分が描いたキャリアを積むことができると決心して入社を決めました。

社員の働きやすさを重視した環境

関電システムズの魅力は、裁量権を持って働くことができることだと思います。自分の考えで判断し進めていくことができます。ただ、大事な局面など判断に迷う場合は上司や同僚に相談に乗ってもらうことで、より理解を深めて自分の成長につなげることができます。
社内はフリーアドレスとなっているため役員や部長と席を隣にすることもあり、仕事の話から雑談まで日頃からコミュニケーションが取りやすい風通しの良い環境となっています。
スキルが不足していて理解を深めたいなと思えば、オンライン学習をいつでもどこでも受けることができますし、また社内でも公募制で新技術を駆使してコンテストがあったり、社外研修を受けることでスキルを磨くことも可能です。
会社として、社員のスキルアップに対する支援は惜しみません。
働き方に関しても当社は積極的で、自分のライフスタイルにあった働き方ができます。
私はフレックス勤務を活用し、毎朝子供を幼稚園バスに送り届けてから出社しています。いつも9時半ごろに出社しているのですが、誰からも嫌な顔はされません。他の人では7時に出社して早く帰る方もいらっしゃいますし、みなさん様々です。
テレワークも会社から推進されているので、業務に支障がなければ問題ありません。フレックスもテレワークも管理職の方が積極的に行われているので、みなさんやりやすい環境だと思います。
また、休暇もしっかり取ることが可能で、昨年度は有給休暇を20日以上取得しました。

自ら壁を乗り越えていく

入社当時の部長は「経験者採用の方に新しい風を吹き込んでほしい」ということをよく仰られていたこともあり、いろいろ思ったことは意見をし、壁を取り払うような心がけをしておりました。
とはいえ、今までやったことのない業務も多くそこに関しては慣れるまで時間が掛かったことはあります。
入社当時、維持運用に配属されたのですが、その時、自分用のデート印を渡されたときはちょっとした驚きがありました。
本番作業を行う時など、手順書を作成しハンコを押して上長とお客さまに承認をもらって作業を行う必要があったのですが、それまで詳細設計やプログラマーぐらいしかしていなかったので、このような文化に関わる機会もなく慣れるのに苦労しました。IT業界なのにこれほど紙出力してハンコを押すことに驚きました。
今は、電子化されているのでこのようなことはありませんが、これからも常に変革していく意識を持ち続けたいと思います。

MESSAGE

当社と同じ電力業界から転職してくる方は少ないと思います。そのため、初めての業界でこれまでの経験を活かすことができないと思っている方がいるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。当社は経験者採用の方も多く、そのほとんどが電力業界を知らない方達になります。
私も「上流工程をやりたい」「キャリアアップしたい」という想いだけで当社を選びました。今では、電力業界の課題をどのようにシステムで解決するか顧客と一緒になって考えられるほどに成長しました。
今後、関西電力グループのDX戦略により、当社のDX開発もより加速していくものとなります。ぜひ皆さんの技術で関西電力・関西電力送配電をシステムで支える人財になってみませんか。